遅刻するリーダーは組織を壊す

おはようございます。
今日の朝日記です。

リーダーとして、管理職として、重要な仕事の一つは企業文化の構築

”企業文化”とは何か?ただのキャッチコピーではありません。

”企業文化”はリーダーの言語、行動といった全ての行いです。

リーダーは正い行いを身を以て伝承していかなければなりません。

部下はそれをリーダーから受け継ぎ、同じようにやる、同じように部下に伝承する。

いいことも悪いことも、このように一層づつ伝承していくと企業文化が形成されます。

例えば:遅刻問題。
社長が何かと遅刻をする会社は以下のような事が多く見受けられます。

専務は、社長と会う時には遅刻はしないけれど、部下の部長と会う時には遅刻をする。
部長は、専務と会う時には遅刻はしないけれど、課長と会う時には遅刻をする。
課長は、部長と会う時には遅刻はしないけれど、部下と会う時には遅刻をする。

上司だからと仮に少し非があっても、”部下が合わせてくれるのが当たり前だ”という見えない文化が出来上がっていく。

それは色々なところに浸透し、最終的に散漫な組織になっていき、不正に繋がるような事態が発生します。

そうするとどうなるか。

上層部は、社長、専務、部長など管理職を集めて制度の見直し、取締りをします。
社員教育を始めます。
お金で釣ろうとします。
罰で制限しようとします。

残念ながら、よくある話です。

本当は、上層部の人間が遅刻をしない、10分前行動を徹底すれば解決する問題です。
身を以て正い行いをする。
それはリーダーの責任であり、義務であり、企業文化を構成するための最低限のミッションです。

欧米のマネージメントのノウハウは現在の日本に提唱されています。
ただ、管理方法と文化の融合性を無視してはいけないと私は思っています。

欧米は神本位の文化です。
だから法で人を律し、ルールで人を管理しています。参考になる部分はあるでしょうけれど鵜呑みにするとよくありません。

東洋は人本位の文化です。
人が中心の管理方法でないと、どこからか必ず崩れていきます。

自分自身に問いかけてみてください。
部下に求めている事を自分でもしっかりできているか。

遅刻をしない。
身だしみを清潔にする。
”忙しい”、”疲れた”などマイナスなことを言わない。
ホウレンソウ。
締め切りを守る。
約束を守る。
悪口を言わない。
小さいな不正もしない。
公私混同をしない。
笑顔で挨拶をする。
ありがとうを言う。

上司という立場を都合よく使っていませんか?
自分でもできていないことを部下に押し付けていませんか?

もし、やってしまっているならば部下に求めたところで伝わりません。
表面的には従ってくれるかもしれませんが、心の中では「自分でもできていないのに、よく言うよ」と呟いてます。

ルールで人を縛る事は、ゴミ箱に消臭スプレーをかけるようなものです。
一時的な効果が見られても根本的には改善されません。

リーダーとして自ら正しい行いをして、尊敬される存在になる。
”あの人に認められたい”、”あの人のような上司になりたい”と部下が思う時、
初めて部下は自分を変えようとします。

それこそが根本療法です。

 

以上、つくば市は紅葉が見頃をちょうど迎えており銀杏並木もとても綺麗です。
では本日も元気にいってらっしゃい☺️