4.“努力しているのに、やるべきことをこなしているのに成果が出ない。”

おはようございます。
華僑Jの朝日記です。

⭐︎声での配信もはじめましたので宜しけれはお聞きくださいませ⭐︎

努力すれば報われるとかは嘘ですよ on stand.fm https://stand.fm/episodes/5fbd8b6107e06ee1ad010502

これは方法論の問題だと前回お話ししましたね。
本日はこちらを深堀していきたいと思います。

方法は2通りあります。
ひとつは手法、もうひとつはポジション取りです。

手法に関しては、世の中にはいろいろな手法があります。それらを真似ることから始めて、少しずつ自己流に形成し直していくことが重要になります。
こちらの話に入る前にもう一方のポジション取りからお話していこうと思います。

狙っているポジションが当たっているか否かで努力の効率が変わってきます。
また、成果も違います。

個人でも、企業でも成果とは何か?

私はライバルとの差だと思っています。

“他人と比較せず、昨日の自分より成長できていればいい”という言葉は間違ってはいませんが、それはあくまでも努力する前の選択が間違っていないことが前提の話です。

極論を言えば、
F1レースに競輪用自転車を持ち込んでレースに参加しても負けは明白です。
“努力すれば報われる”という話の前提は、F1レースに出場するのではなく競輪レースに自転車VS自転車で出場する場合の話です。

なので、
努力する前に、どのレースに出場するべきかを選択してください。

むしろ、
競輪のレースにF1カーで出場する工夫をしたほうがいいです。

こういった選択は、華僑社会では当たり前のように行われています。

私の口癖は“努力の量より選択”です。

実は、これがとても重要なのです。

では、どうやってレースを選ぶかに移ります。

【数で選ぶ】
ライバルが少ない分野を狙う。

例えば、
誰もがやりたくないことや、苦手なこと、かっこいいと思えないことや、大変そうなこと...など。

“やりたくない”、“面倒くさい”分野は狙い目です。

なぜならば、ライバルが少ないからです。
同じ努力をするなら、ライバルが少ない分野での成果の方が出しやすいですよね。

【質で選択】
ライバルが弱いところを狙う。
ビジネスでいうと変化に弱い業界を狙う。

例えは良くありませんが、
頭のキレる東大生と競うより、頭の固い頑固親父と競うほうが勝負し易いと思いませんか?

このようにライバルを選定することで、無駄な努力が省けます。
人生で一番貴重なのは“時間”です。
時間がかかりそうな競争に意地を張って出ない方がいいと思います。

私の知人の例をご紹介します。
彼は、学士を2つ、有名大学院の修士も持っています。
就職活動当時、大手IT企業やコンサルティング企業など上場企業からいくつも内定を得たものの、最終的にはそれらの企業を全部断って、全く聞いたことのない名の社員数が数十名の中小企業に就職を決めました。
「なぜその会社に決めたのか?」と聞いたところ、彼はこう答えました。

「その会社の上層部も含めて、ほぼ高卒でした。面接の時点で既に社長からも注目されていました。だって歴代で学歴が最高だったからです。きっと僕以外、有名大学の院生で応募してくる人はいないのではないかなと思います。採用後も重点的に育ててもらえそうな雰囲気がプンプン漂っていました。新入社員研修も社長自ら指導してくれました。」

彼はその後、創業者の会長にも注目され、海外拠点で事業展開に携わりました。
1年半で海外法人の責任者となり、就職してから2年で年収2,000万円、その後2年以内で独立しています。
かなりのスピード出世だと思いませんか?

もし、彼が名の通った大手の企業に入っていたら、おそらく彼のライバルは東大、早稲田、慶應の院卒のエリートたちであり、出世競争に巻き込まれていたでしょう。

仮に死ぬほど頑張っても同じ成果を出せていたかどうかわかりません。
大学院卒の同級生で彼より才能があって、努力している人はたくさんいるからです。
でも、“スピード出世”でいうと彼を超えている人はいないのではないかと思います。

それだけ選択は重要だということです。

『やるべきことをこなしているのに、成果が出ない。』

この台詞は違う角度から見ると文句にも聞こえてきます。

自分の努力に感動している人は結構多いです。
大抵そういう人たちは“選択”について考えることを放棄しています。

成功している人は、遊んでいるように見えるけれど、常に“選択”を考えています。

それは、見えない努力です。

大抵の人は本気で考えないから、周りの人と同じことをしている。
周りの人と同じ考えを鵜呑みにしている。

と言うことは、
『ライバルが一番多い道を選んでいる』に等しいのではないでしょうか。

次回から、華僑の教えや私個人の経験などを含め、競輪レースにF1カーを持ち込むマインドを共有していきたいと思います。

楽しみにしていてください。

努力すれば報われる...とか。
好きなことを仕事にしよう...とか。
不得意分野を学んで伸ばそう...とか。

そんなことはありません。

大切なのは選択です。

以上本日の朝日記でした。本日も元気にいってらっしゃい☺️