先日の議題

“展示会に行くと「使ってもらわなければ効果効能を感じていただけません」、「一度使ったら絶対に良さがわかる」と熱く語ってくれるメーカーの担当者がいます。

その「一度」を取るためにどの企業も苦労しています。

「無料でも試してもらえません。何か打開策はないでしょうか?」と相談を受けました。

みなさんならどうすればいいと思いますか?”

という議題について、

みなさんから頂いたご意見はとても勉強になりました。

私の考えも共有しますと、

使ってみないと、良さがわからないのであれば、「体験さえすれば」がポイントとなります。

大事なのは「体験」の配り方ですね。

正解はないので、
具体的なやり方より、「こういう考え方もあるんだな。」というぐあいで読んでいただければと思います。

少しでも参考になれば嬉しいです。

ここでは、
あくまでも「配る」ことを目的として、“どう考えるか”の話になります。

実際に行動に移すときには、
予算や収益性とのバランスなど色々な要素を考慮したうえで考えないといけません。

前回もお話ししましたが、私のビジネス流儀は...

1 【ゼロイチで戦うな】

→ゼロイチとは創造です。

創造するには才能が必要です。

残念ながら、才能の再現性は低いです。

不思議にも、
才能ある人の大半は、その才能を広めることが得意でないように見受けられます。

広める才能がなければ、頑張らないことです。

重要なポイントはTTPです。

TTP?

徹底的にパクる。 (笑)

私は「手法」について、いつも現場スタッフに言っていることがあります。

『先駆者の失敗を無駄にするな!』

『苦手なのに、自分で考えようとすることは先駆者の失敗を無駄にすることだ!』

サンプルをどう配るか、と悩むより先にまず調べる。

売れているところはどうしているのか?

どのようにサンプルを配っているのか?

そもそもサンプルの配り方や配るルートは何通りあるのか?

考えるより、情報収集をする方がより楽なはずです。

苦手なら、
リサーチ会社に頼めばいい!

そうすると、
意外と自分が考えたアイディアはすでに誰か使っていて、その結果は「ダメ」だったということに気づきます。

それでもあなたは同じことをもう一度やりますか?

同じコストで試すなら、
すでに失敗したアイディアより、実際に検証され生き残ったアイディア、有効なアイディアを使いませんか?

成果が物事を言います。

だから、
考えず、成果が出た人の思考をTTPしてください!

2 【1人で戦うな】

サンプルを配ることについてですが、自分で配るのには限界があります。

誰かにやってもらいたいのが本音。

配る人が“配りたい”と言う気持ちがあるかどうかで結果が大きく変わります。

何事もそうですが、
テクニックや仕組みより最終的に動くのは人です。

だから、
まずもらう人、配る人の心理を考えます。

無料なのにもらってくれない?

なぜ?

信用できないから。

では、
信用できる人からならもらってくれるよね?

「これ、とてもいいので使ってみてください。」と知らない人に言われても警戒心しか抱きません。

これは余談ですが、
先日、自宅に某乳業会社の営業の方がサンプル4,5本を持ちインターホンを鳴らしました。

妻の取った行動は...受け取らず、お帰り頂きました。

警戒したが故の行動です。(苦笑)

でも、
あなたの親友が「これいいよ、使ってみなよ」と言ってきたら、

もらうより自分で買って使ってみませんか?

ポイントは、
お客様にとって「信用ある人」を捕まえることです。

信用についても、先ほどの考え方と同じでゼロイチを作ろうとしないでください。

非常に大変です。

中小企業がやるものではないです。

作るのではなく、あるところから信用を借りる。

つまり、信用の転用。

あなたの親友にさえ納得してもらえたら、あなたに使ってもらえるのです。
(つまり、ターゲット層にとって信用がある人を動かすこと)

しかし、
あなたの親友はなぜ(企業が売りたい)商品の紹介をしてくれるのでしょうか?

おそらくあなたの親友の心理はこうなります。

1 友達を騙すようなことはしない(商品が良いものであることが前提)。

2 面倒くさいけれど、魅力的なメリットがあるなら協力する、かもしれない。

1をクリアしたら2を考えればいい。

なんのメリットがあるの?

配る行為自体が相手にとってメリットになればいいのです。

サンプルは無料なのでコストはかかりません。(コストの削減にも繋がりますよね。)

物を配りたいけれども、コストはかけたくない、むしろ削減したいという企業や個人事業主、いませんか?

先日、お話ししたような自動車販売店と家事代行サービスのタイアップはひとつの例です。

同じような発想で、車のオーナー様が使えそうなものを配りたい時は、Jに声をかけてください (笑)。

納車プレゼントのひとつとしてお客様にお渡しさせていただきます。
#本当に質がいいものでないとダメだけど

おもちゃを配る小児科、絵本をプレゼントしてくれる塾など。

これは信用の転用ですね。

今、頭に浮かんでいるのは、
来店のお礼、ギフトやお土産、お中元、お歳暮、お返し、イベントの景品など。

音葉は悪いのですが、
渡したいけれど、コストを抑えたいところは全部対象になります。
(ただ、収益へのルート設計が必要です。)

このように深堀することで、
商品やお客様、また自分の勝負すべきところなどが色々と見えてきます。

少しでも参考になれば嬉しいです。

ぜひ、ご自分のビジネスでやりたいことを深堀してみてください。

以上、今日の華僑Jビジネス日記でした。
いかがだったでしょうか?

ぜひ、感想などアウトプットしてみてください。
インプットとアウトプットの黄金比率は3:7だそうです。
アウトプットによって記憶をより強固なものになり、知識の吸収率を向上できる。そして更なるインプットを得られると個人的に感じています。
では、
今日も元気よく、楽しく、効率よく過ごしていきましょう!