先日、コロナの関係でずっと会いに行けなかった知り合いに会いに下田の別荘に行ってきました。
シンガポール時代、妻と私がお世話になっていた“姉さん”と呼んでいる方です。
ご主人はイギリス人、姉さんは日本人。
今は引退して、静岡県の下田で夫婦2人ゆっくりした生活を送っています。
下田では、姉さん夫婦のように早期引退後、「自分」「家族」を生活の重心に置いている方が多いです。
遊びに行くたびに「こういう生き方、すごくいいな。」と刺激を受けています。
私にとってビジネスだけが全てではなく、妻も大事、子どもとの時間も大事、考える時間も大事で、色々なことを考えているのですが、常に思うことは“人生はいくつかの段階に分かれている”ということです。
死ぬほど頑張る時期もあれば、今お話ししたような早めに引退しゆっくりとした生活を楽しむ時期も自分次第で作ることができます。
どん底に落ちて踏ん張らなきゃいけない時期もあれば、順調に行って調子に乗りそうな時期もあります。
人生は一度きりだからこそ、色々な人の色々な段階を垣間見、それを自分自身に投影してみるべきなのではないでしょうか。
常に答えを持って動くことを心がけ、それが負けない戦いかどうかと考えることも必要ですが、他人の人生を投影しこの年でその段階(引退)に行ったらどうなるのか、ということを考えるのも面白いのではないかと思います。
話がだいぶ回りくどくなりましたが、人生は設計が大事だということが言いたいのです。
そのためには、人生の三大投資が必要になってきます。
1つは、事業の投資・キャリアの投資。
例えば、経営者であれば事業展開、会社員であれば自身のキャリア作りなどが人生においては不可欠なものとなってきます。
次に、お金の投資。
お金は全てではありませんが、とても重要なものです。
お金で買えないものもありますが、お金で買えるものはたくさんあります。
お金の使い方次第で人生が変わることは間違いありません。
努力の仕方を間違えると「無駄な努力」になるのと同じで、お金も使い方を間違えると無駄になるどころかマイナスになることもあります。
逆にその部分をしっかり管理すれば、お金がいい具合に増えて人生も豊かになります。
ですから、お金の投資も必要です。
最後は、教育の投資です。
子どもに対しての投資はすごく重要だと思います。
キャリアのピークを過ぎて落ち着いた生活をしている友人に会うたびに、家族や子どもに対して、事業と同じ熱量で取り組まなければいけないなと気づかされます。
経営者であれば、経営を放置することは絶対にありませんよね。
お金の投資であれば、相場や経済ニュースを見ずに放置しっぱなしということは絶対しないわけです。
ところが家族への投資、子どもに対しての教育の投資においては意外と疎かにしてしまっているなと痛感しました。
下田での二日間、娘は一緒に遊べる年齢の子どもがいなくてもすごく楽しんでいました。
みんなと別れたくなくて、自宅までの帰路はずっと泣き続けていたほどです。
気持ちが沈んで泣き続けていた原因は何なのか?と考えてみたら、下田では何をするにもみんなが娘の相手をしてくれていたからです。
私たちの今の生活はどうかというと、家では私も妻も仕事ばかりしていて娘の相手をしてあげられていません。
子どもの成長で一番必要なのは、親からの愛情です。
子どもへの愛情は単純に数字化できないと思っていたのですが、よく考えてみるとできますね。
それは時間なんじゃないでしょうか。
誰もが愛情は大事だと言いますが、愛情の量は測れません。
一番シンプルでわかりやすいのは、子どもにどれだけ時間をかけているか。
大人がどう思うかは置いておいて、子どもの認識で親からどれだけ愛をもらっているかは時間で測っているのではないかと思います。
「ちょっと待って」とか「今、大事な仕事をしているから」とか「後でいい?」とか...
どれだけ丁寧にわかりやすく理由を説明したとしても、そんなこと子どもには関係ありません。
子ども自身が、常にパパとママと一緒に何かをして、その中心が“わたし”・“ぼく”だと感じられるかどうかがすごく大事だと思います。
それによって子どもの成長幅はずいぶん変わってくるはずです。
人生の投資先として、事業の投資やお金の投資は言わずともわかりますが、でもよく考えると、一番効率のいい投資は子どもの教育への投資だと思います。
事業に対する熱量と同じだけ、事業にかける時間と同じだけ、子どもに対して費やしているかというとできていないのが実状ではないでしょうか。
逆算し計画的に考えているかというと、私はそこまでできていません。
色々と反省する点があります。
事業経営と同じように子どもの教育を真剣に考えると、子どもの伸び代が格段に上がることは間違いないと思います。
例えば、
40歳の私が15年間頑張るのと、5歳の娘に15年かけて本気でビジネスを学ばせるのとでは、明らかに5歳の子どもに勉強させた方が結果を出しやすいですよね。
しかも、40歳の女性、男性は人生をかけて一生懸命やっているのでライバルが強すぎます。
ですが、
5歳の子どものレースには、まだ誰も走っていません。
親さえ本気になれば、子どもは一気にズバ抜けた結果が出せるはずです。
私も妻と相談をして、人生の三大投資の1つ“教育”の投資について考え直した方が良いのではないかということになりました。
きっと華僑Jに関心を持っていただいている方々は、事業やキャリアに対する投資は半端なく行っていると思いますが、子どもの投資についてみなさんと共有出来たらいいなと思い人生の三大投資についてお話させていただきました。
本日の感想やコメントなどございましたら、ぜひアウトプットしてください。
記憶を共有していくこともできますし、アウトプットすることによって新しいインプットを得られる大事なチャンスです。
私もアウトプットしていきますので、皆さんもアウトプットしてみてください。
今日も元気よく、楽しく、効率よく過ごしていきましょう。
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