本日は、成果を出すための“6大要素”その2【価値】についてお話します。

ポイントは2つです。

① 行動の価値

私たちは意外と時間を無駄にしていることが多いです。

本来は、目標を決めてからその目標に向かって意味のある行動をとるべきですが、どうしても寄り道をしたり、気がついたら関係のないことに手を出してしまっていたりします。

例えば、

ゴシップやらスキャンダルなどに時間を費やしてしまったり、SNSで他人の生活を覗いたり...

大半は自分には関係のない情報ですよね。

また、何の学びにもならない無意味な飲み会や集まりなども...

このような行動は、「目標達成」の角度からみるとただの時間の浪費です。

気がつかないうちに、あなたの大切な時間が消耗されています。

そうは言っても、個人にとってはオフタイムが必要です。

しかし、企業活動は個人とは異なり、リラックスタイムやオフタイムがいりません。

全ての行動が“目標に貢献しているか”、“目標に価値のある行動を取っているか”に意識することがポイントです。

これが、行動の価値です。

つまり、

限られた時間の中で、目的に価値がある行動をどれだけ行えるかを真剣に考える必要があります。

“何をやるか”も重要ですが、“何をやめるべきか”はさらに重要です。

② 商品の価値

あなたの商品の価値は何ですか。

物販の展示会に行くと、メーカーから商品の特徴や、開発者の思い、売れ筋商品など詳しい話を聞くことができます。

しかし、それは商品の価値でしょうか。

大事なのは、「お客様が求めている価値は何か」ということです。

お客様はあなたの何にお金を支払うのでしょうか。

なぜ、あなたから購入するのでしょうか。

そこに価値があるからです。

価値の本質は「人」の「欲求」です。

それが分かれば、価値の考え方や考える角度によってビジネス自体が変わります。

iPhone はなぜスマートフォン市場で天下を取れたのでしょうか。

携帯電話という商品の価値が、通信デバイスから生活のアシスタントという価値に転換したからです。

朝起きたら携帯、夜寝る前にも携帯、常に携帯。

従来の通信手段だった携帯電話は、スマートフォンに変わり人と人の連結だけではなく、人と情報の連結、人と娯楽の連結、人と消費の連結などすべてを1つのデバイスで行うことができるようになりました。

人の需要に近づけば近づくほど、顧客にとって価値ある商品となります。

この価値の意味をしっかりと明白にしてはじめて競争力が生まれます。

あなたがいいと思うものが、価値があるかどうかは別の話です。

 

自己満足で済ませられるのであれば自由ですが、その商品でお金を頂きたいのであれば、お客様は“なぜそれを買うのか”、“なぜあなたから買うのか”、“あなたの何にお金を支払っているのか”を説得力のあるものにしなければなりません。

これが価値です。

価値はビジネスの前提です。

また、価値が明白になっていないということは埋没コストになりやすくなります。

埋没コストとは、サンクコストとも言います。

過去に支出された回収することが不可能なコストのことです。

「sunk」は「沈没した」という意味。つまり、沈んで戻ってこない費用です。

例えば、

10年も付き合っている彼氏に結婚の意思がないと知り、交際を続けるか。

映画が途中からつまらなくなり、すでに1時間くらい観たけれど、最後まで観るか。

1,000万円を投資した商品の開発が難航、続けるならば追加投資が3,000万円必要となる、追加投資するか。

彼氏との過去の10年間、映画の前半1時間、初期投資の1,000万円については、続けても結果が出ないだろうという状況になり、ここで諦めた場合は今までの費やした時間、投資金額が全てパーになることをサンクコストといいます。

価値が明白でない状態を突き進むとサンクコストを作りやすいので気をつけてください。

以上、

【価値】の話でした。
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今日も元気よく、楽しく、効率よく過ごしましょう!